WMCQ使用デッキ オルゾフミッドレンジ解説
2014年8月18日 マジック:ザ・ギャザリング【スタンダード】白井黒子ントロール
http://teamys.net/top/deckall.php/STANDARD/1/763452/
クリーチャー:16
4:《群れネズミ/Pack Rat》
2:《生命散らしのゾンビ/Lifebane Zombie》
3:《冒涜の悪魔/Desecration Demon》
3:《ヴィズコーパの血男爵/Blood Baron of Vizkopa》
3:《オレスコスの王、ブリマーズ/Brimaz, King of Oreskos》
1:《幽霊議員オブゼダート/Obzedat, Ghost Council》
呪文:19
1:《究極の価格/Ultimate Price》
3:《胆汁病/Bile Blight》
2:《肉貪り/Devour Flesh》
4:《英雄の破滅/Hero’s Downfall》
4:《思考囲い/Thoughtseize》
2:《払拭の光/Banishing Light》
2:《地下世界の人脈/Underworld Connections》
1:《太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun’s Champion》
土地:25
1:《平地/Plains》
7:《沼/Swamp》
4:《変わり谷/Mutavault》
4:《静寂の神殿/Temple of Silence》
4:《コイロスの洞窟/Caves of Koilos》
4:《神無き祭殿/Godless Shrine》
1:《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
サイドボード:15
1:《生命散らしのゾンビ/Lifebane Zombie》
2:《今わの際/Last Breath》
3:《破滅の刃/Doom Blade》
4:《強迫/Duress》
3:《悲哀まみれ/Drown in Sorrow》
2:《地下世界の人脈/Underworld Connections》
プロツアー終了時からオルゾフミッドレンジが最も得意である相手(だと少なくとも私は思う)の黒単信心や白青系統コントロールの数がやや減り、その代わりプレインズウォーカーデッキや、セレズニア(ナヤ)や赤単といったデッキの数が増えてきたと感じます。
オルゾフミッドレンジはプレインズウォーカーというカード自体や早いデッキに対しては決して優位に立てるデッキではないと思っています。私自身WMCQ前は少し諸事情でカードに触れる時間が少なかったためにあまり練習する時間を取れませんでしたが、少なくとも既存のリストをそのまま持ち込んでこの環境で勝てるとは思えませんでした。
プレインズウォーカーズやアグロデッキに対して強くて軽いカード。最初赤単が怖くてやけくそ気味に悲哀まみれをメインに入れてやろうかとすら思いましたが、セレズニアに対してすらメインから入れるほど強いかというと怪しいカードです。赤単に対しては非常に強力な一手にはなるものの、いくらそれなり以上に赤単を持ち込む人が多い想定であってもメインはやりすぎだとすぐに思い直しました。
セレズニアに対して強い生命散らしのゾンビは赤単相手にはさすがに弱く、プレインズウォーカーズのゼナゴスに対しては先置きすると非常に強力ですが(多分+効果からの展開で返されそうですが)同じマナ帯の紅蓮チャンドラで返されるとそれだけで負けルートに直行する可能性が高くなります。
アグロに強くてプレインズウォーカー(ゼナゴスチャンドラ辺り。ニッサに強いカードは白黒ではハンデス以外なさそう)にも戦えるカードが欲しかったのですが、この条件でスペルだと戦慄掘りくらいしか思いつきませんでした。白黒ですらねぇ。
そこでクリーチャーに目を向けました。夜帳は2/3というスペックとその効果からアグロへのブロッカーとコントロール相手に対するアタッカーの両方を兼ねられそうで良い案だと思いましたが、白を入れているともう一枚非常に良い選択肢が存在していました。
オレスコスの王、ブリマーズです。赤単のゴブリン集団を止め、ゼレズニアのライオンを止め、ゼナゴスのトークンを止めることが出来る彼は私が求めていた条件に非常にマッチしていました。除去の豊富な黒単、ミラーや白青系コン、大体飛んでる青単に対して強いかは怪しいですが、 確かに赤単、セレズニア、プレインズウォーカーに対応出来る軽いカードの中では一番ピンと来ました。かきたてる炎やミジウム、バーンのらせんには除去されますが、ミジウム以外はプレイヤーに飛んでこないだけマシと思いますし、稲妻の一撃で死なないだけ十分な評価点でしょう。
難点としては白ダブシンがやはり気にならないといえば嘘になりますが、ダメランの追加で十分出しやすくなったんじゃないかと思います(残念ながら確信出来るほどの練習量は取れませんでしたが、幸い本番では色は気になりませんでした)
非常に残念ながら本番で結果を残す事が出来なかったため、オルゾフのブリマーズという選択肢を広めることが適わなかった事が残念です。それに前述の通りWMCQ前まで練習する時間が取れなかったため、もしかしたらブリマーズ以外のもっと理に適った選択肢があったのかもしれません。実際WMCQのSEに残ってたオルゾフはメイン夜帳でしたし。
メインのリストで大きく変えたのはブリマーズだけで、その枠は軽いデッキとの連戦を想定していたことから地下世界とエルズペスの枠を削ることで採用出来ました。
サイドはニッサに対する最適解(手札にいるうちはただのカードだハンデスしちまえ理論)の強迫を4枚取っています。あんまり4枚取るカードなのかは怪しいですし、プレインズウォーカーズとトップ勝負に持ち込んで勝てると思えませんでしたが、これ以上にニッサゼナゴス辺りに対する解答が白黒コンでは用意出来ませんでした。
あとはセレズニアの復活の声&バーンのチャンフェニ&セルフゲイン用の今わの際、対赤単(一応セレズニアとか相手にも入れるには入れるけど)の悲哀まみれ(3枚はやりすぎたかも)、あとは多分説明いらなそう。
前の記事参照の通り別に結果残せたわけでもないですし、まぁ本当に最適解だと言い張れるかもちょっと怪しく思ってるので、もし何か意見などがあったらコメントの方にお願いします。
あとどうでもいいんですけどオレずっと神々の軍勢が出た時から「ブリマーズ」じゃなくて「プリマーズ」だと本気で思ってたんすよね。当日デッキリスト書いてるときに『ブ』リマーズってカードに書いてあって本気で驚いていました。びっくり。ネットだと流し読みしてるとブとプの違いとか気がつかねーっすよ。
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