マナスクリュー率0%!! 最強の黒単デッキを開発!?
 やぁ、こんにちは。ボクは炎上院すばらというんだ。よろしくね。

 さて、みんなはマナスクリューというのをご存知かな?
 マナスクリューというのは土地事故の一種で、要するに土地が足りない状態のことだ。例えば、手札に必要マナが3以上のカードしかないのに、土地が2枚しか来ないといった感じだね。
 マナスクリューという単語を知らなくても、マジックを多少でもやればこういった自体に遭遇してしまうことを避けることは出来ないんだ。だから普通のプレイヤーは、多少の土地事故による敗北を受け入れつつも、長いスパンで高い勝率を叩き出すため、日々プレイングや構築、知識を磨き続けるんだ。
 しかしマナスクリューが絶対に起こらないデッキがあるとしたら、皆はどう思う? 夢みたいだとは思わないかい?
 喜ばしいことに、これは現実だ。本当にマナスクリューが存在しないデッキはあるんだ。もちろん土地単デッキじゃないよ。これからそんな夢みたいなデッキを実物提示教育してあげよう。
 ここ最近大会でのマナスクリュー率が六割近くに達したからむしゃくしゃして作った

【モダン】絶対にマナスクリューしない最強黒単
http://teamys.net/top/deckall.php/MODERN/1/858604/

クリーチャー:4
4:《群れネズミ/Pack Rat》RTR

土地:56
56:《沼/Swamp》FRF

サイドボード (15)
15:《沼/Swamp》FRF


 実にスタイリッシュなデッキリストだ。キミもきっと一目で気に入ってくれるだろうね。
 これならば何があってもマナスクリューすることはない。しかも前環境を支配した《群れネズミ/Pack Rat》のおかげでマナフラッドする事態まで抑えることが出来る! なんて素晴らしいデッキなんだ!
 だが理論上はこうは言ったが、実際のところはどうなんだろう?
 説明だけ聞けば強そうだが、実際に使ってみると弱いデッキなんてものは世の中にごまんとある。
 もちろん、実際に回してみたよ。対戦相手はこの前紹介したジェスカイキッチン(http://gizamistar.diarynote.jp/201501221043181075/)だ。
 その対戦カバレージを以下に記そうじゃないか。
(注:対戦内容には一切の操作及び捏造はありません。いやマジで)

Game1
黒単側の先攻だ。なんと初手は沼5枚の《群れネズミ》が二枚! さすがはマナスクリュー率六割の男、このデッキを使いこなせるセンスというものがある。
 先攻1T目は沼だけをセット。対するジェスカイ側もフェッチランドをセットしてターンを返してきた。余談だが、あのフェッチランド一枚の値段だけでこの黒単デッキを2セットは組める。
 そして黒単側が唱えるは《群れネズミ》! これにはひとたまりもないだろうと考えていたが、ジェスカイ側はそれに対してフェッチランドを起動。そこから繰り出されたカードはなんと《呪文嵌め》! あえなく《群れネズミ》は戦場に出ることなく撃沈してしまう。
 しかし手札にあった《群れネズミ》は1枚だけではなかった。次のターンに再び《群れネズミ》を唱える! しかしこのネズミは単独だと弱いままなのだ。即座に《稲妻》で墓地に落とされてしまう。
 そしてジェスカイ側はそれに一切の容赦をしない。《台所の嫌がらせ屋》《ヴェンディリオン三人衆》《修復の天使》と叩きつけ、手札に大量の沼を抱えた黒単側はそのまま沼に落ちてしまったのだった。

Game2
 再び先攻を貰う黒単側。初手は《群れネズミ》1枚と沼が6枚。マリガンせずともマナスクリューしないって素晴らしい。そう意気揚々と《群れネズミ》を2ターン目に唱えたが、そこに大人気なく投げつけられるのは《呪文嵌め》!!
 それから黒単は二枚目の《群れネズミ》を引くことなく、大量の沼を抱えたまま沈んでしまったのだった……

Game3
 そう何度も負けてはいられない。そう意気込む黒単に呼応するかのように初手は《群れネズミ》1枚と沼6枚!(編注:マジで操作してない上にシャッフルは念入りにしました)
 もちろん2T目に《群れネズミ》を投げつける黒単側。なんとジェスカイ、これに対応して除去もカウンターも合わせることが出来なかった。
 ジェスカイ側が手札に抱えていたのは《マナ漏出》。しかし、後攻であったジェスカイはこのときまだ土地を1枚しか出せていなかったのだ。返しに除去を引くことも出来ず、なんと相手にターンを返してしまう。
 こうなってしまうと《群れネズミ》を止めることは出来ない。1体、また1体とその数を増やしていく。しかしジェスカイ側も除去の宝庫。《電解》《流刑への道》そして《修復の天使》によるブロックで次々に《群れネズミ》を落としていく。
 だがそこまでであった。沼が6枚以上並ぶと、黒単側は一気に《群れネズミ》を2体増やすことが出来る。4体以上増えた《群れネズミ》を、《修復の天使》は止めることが出来なかった。
 Win!!!!

 なんと、十万円くらいはしそうなデッキにもこのデッキは(極めて低い確率で)勝つことが出来ると証明してしまったね!
 このデッキはとても安く組めるんだ。モダンをこれから始めようと思った初心者も安心して欲しい。《群れネズミ》を買って、是非モダンの世界に飛び込もうじゃないか!!

※勝てなくてもつまんなくても、筆者は一切の責任を負いません。

コメント

nophoto
名無しのゴンベイ
2015年4月21日18:39

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