おはようございます、炎上院すばらです。
就活が始まってリアルで追い詰められるようになってから、MTGでの引きが異常に強くなってきた気がします。どれくらい強くなったかと言うと、就活が始まった3月以来、私のMTG大会の勝率が8割越えです。大会出場回数は二桁越えているのにです。これもし就活失敗でもしたら引きの強さだけでプロツアーいけそうな気がします。
さてそんなどうでもいいことはさておきまして、先週の金曜日には「タルキール龍紀伝」が発売されました。スタン落ちのローテーション変更によっていつもより早めの発売。「運命再編」が出てからまだたったの二ヶ月での大型エキスパンション発売となりました。
これによってスタンダードの環境が大きく変わるというのは想像に難くないでしょう。
この土日、SCGインビテーショナルとSCGオープンが開催され、早速「タルキール龍紀伝」の新カードが使用された新しいデッキが多数お披露目となりました。
今回この記事では、その二つのSCGで結果を残した新デッキを紹介していこうと思います。
それでは下からどうぞ。
SCGインビテーショナル優勝を飾ったJacob Wilson氏のアブザンコントロール。
注目すべきはサテュロスの道探し+アンデッドの大臣、シディシパッケージでしょう。サテュロスの道探しは土地を探しつつ、探査やリアニメイトに繋げる行動が強力でした。しかし、ただの1/1でしかなかった本人自体も好きなカードをサーチするためのサクり台としての新たな役割を持てるようになったのです。
準優勝を飾ったReid Duke氏のシディシウィップでもサテュロスの道探し+アンデッドの大臣、シディシコンボを取り入れており、この結果はこのパッケージが思ったより強力であることを印象付けたのではないでしょうか。
初日全勝(8-0)かましたという驚異の赤単アグロ。
「タルキール龍紀伝」で得たものは稲妻の狂戦士と鐘突きのズルゴ、そしてドラゴンの餌でしょう。
特に稲妻の狂戦士は後半になっても大きな打点を生み出すことが出来、これは「タルキール龍紀伝」の僧院の速槍枠といってもいいのではないでしょうか?
また、初日7-1以上の結果を残したデッキリスト16のうち、赤単はなんと3つもあるのです。
この赤単の隆盛が環境初期のあるあるなのか、それともM15環境以来の赤単環境となる始まりなのか。今注目するべきデッキのひとつでしょう。
プロツアー以来様々な進化を遂げているジェスカイ。今回の「タルキール龍紀伝」で出た神話実現を使用したデッキとなっています。
多くのスペルによってカウンターを溜めてクロックを伸ばしつつ、そのスペル達も宝船の巡航に繋がるという無駄の無さです。
今回のジェスカイはアグロ、トークン、ミッドレンジ、英雄的など様々なタイプが活躍しており、今後の進化がもっとも期待される色の組み合わせとなっています。
タルキールブロック初期の頃、コントロールデッキは死んだと散々言われてきました。その後青黒コンが台頭するも、前環境で猛威を奮った青白コントロールはすっかり鳴りを潜めていました。
しかし、今回の「タルキール龍紀伝」によって龍王オジュタイと卓絶のナーセットを得た青白コンは復活を果たしたのです。
シルムガルの嘲笑(ドラゴンカンスペ)や予期、氷固めなど新カードがたくさん盛り込まれているのが非常に印象的です。
一時は死んだと思われ、その後も青黒以外のコントロールはいまいち結果が奮いませんでしたが、今後は新たなコントロールデッキが台頭してくるのかもしれません。
Deck Techでも取り上げられた新デッキ赤青ドラゴン。
「タルキール龍紀伝」でフューチャーされたドラゴンが中心となっています。
全くの新しいデッキとなる性質上、発売直後の今回のSCGでドラゴンデッキがいきなり急増するということには残念ながらなりませんでしたが、この赤青ドラゴンデッキのみは高い完成度を持って上位に食い込んでいました。
ドラゴンが多く取られているこのデッキではドラゴンが入れば2コスカンスペになるシルムガルの嘲笑を強く使うことが出来ます。こちらの雷破の執政に相手の除去が飛んできた時点で相手に3点ダメージを与えることが出来ますが、その除去をシルムガルの嘲笑でカウンターすればどれほど気持ちよくなれるのでしょうか?
今後研究が進むにつれ新しいドラゴンデッキが開発される可能性はありますが、間違いなくドラゴンデッキの先駆けとなったのはこのデッキでしょう。
SCGオープンの方で優勝を飾ったのはなんとジェスカイヒロイック。
一般的な青白英雄と違うのはティムールの激闘が取られていることでしょう。このカードで大きくなった英雄的に二段攻撃を与えるのは脅威的です。
「タルキール龍紀伝」からは魂の基点が採用されています。神々の思し召しとは違って2コスになりましたが、ターンを跨いで2回英雄的を誘発させつつ、プロテクションを得ることが出来ます。
今後、英雄的デッキのスタンダードはジェスカイカラーになるのか。今後も注目なアーキタイプです。
「タルキール龍紀伝」では赤と緑のクリーチャーで優秀なものが数多く収録されましたが、その中でも高いカードパワーを誇る雷破の執政と狩猟の統率者、スーラクが採用された赤緑ビートダウンがSCGオープンの3位と4位を埋めました。
今までのフェニックス、ポルクラノスの枠が新しい2枚に移り変わったようです。
雷破の執政はフェニックスと違って復活は出来ませんが、相手のカードの対象になっただけで3点ダメージを与えることが出来ます。ポルクラノスはこのアグロデッキだと怪物化を上手く使うことが出来なかったので、速攻を与えることが出来るスーラクに変わったのは当然の結果と言えるでしょう。速攻の4コス5点は非常に頼りになります。その姿やまさにモンスターハンター。
また、クリーチャーだけでなくスペル面でも龍詞の咆哮と焙り焼きが採用されています。龍詞の咆哮はドラゴンさえいれば相手のクリーチャーを焼きつつ相手プレイヤーにダメージを与えることが出来る強力なスペルですし、焙り焼きは厄介な包囲サイを屠ることが出来ます。今まで赤緑というカラーリングでは包囲サイを突破出来るスペルは格闘系しかなかったので、この追加は非常に喜ばしいことです。
雷破の執政と狩猟の統率者、スーラクはどちらもイベントデッキに収録されているので、今からマジックを始める人にイベントデッキを買うのをおすすめするのもありかもしれませんね。
今まで何故かちょこちょこと結果を残し続けてきたジェスカイの隆盛コンボ。
今回予期というコンボパーツを探せるまさにマスターピースと呼べる最高のカードが出たことによって今までより若干回りやすくなった模様。
今になってもジェスカイの隆盛コンボのことをよく理解している人自体があまり多くないため、相手を分からん殺し出来るのが強みと言えるでしょう。
ていうか私自身もよく分かってません。なのでこれ以上解説も出来ません。悲しい。
岸砕きの精霊の収録によって青単信心は復権しましたか……?
ええ、しましたとも。上位デッキリストを漁っていると、半年以上ぶりにMono-Blue Devotionの文字を見つけたました。その時の私は喜びに打ち震えました。まさか発売数日で青単信心を作りあげ、そして上位に残っているなんて!
前環境覇者と呼べるカードの一枚、波使いが久しぶりにスタンダードに登場。
さすがに前環境とは違ってクリーチャーだけで枠が埋まるほど優秀なカードは多くなかったのか、タッサの枚数が2枚に落ち着いていたり、ハサミパッケージが取られていたりします。
今後青単信心は強さを認められメタゲームに食い込むのでしょうか。将来が期待されるデッキと言えるでしょう。
他にも様々なデッキタイプがSCGに登場しました。もし出来るのであれば自分でもSCG上位のリストを探してみるといいでしょう。新しいスタンダードの風を感じることが出来るかもしれません。
この記事があなたのスタンダードライフの助けになれば幸いです。
それではまた次回お会いしましょう。
就活が始まってリアルで追い詰められるようになってから、MTGでの引きが異常に強くなってきた気がします。どれくらい強くなったかと言うと、就活が始まった3月以来、私のMTG大会の勝率が8割越えです。大会出場回数は二桁越えているのにです。これもし就活失敗でもしたら引きの強さだけでプロツアーいけそうな気がします。
さてそんなどうでもいいことはさておきまして、先週の金曜日には「タルキール龍紀伝」が発売されました。スタン落ちのローテーション変更によっていつもより早めの発売。「運命再編」が出てからまだたったの二ヶ月での大型エキスパンション発売となりました。
これによってスタンダードの環境が大きく変わるというのは想像に難くないでしょう。
この土日、SCGインビテーショナルとSCGオープンが開催され、早速「タルキール龍紀伝」の新カードが使用された新しいデッキが多数お披露目となりました。
今回この記事では、その二つのSCGで結果を残した新デッキを紹介していこうと思います。
それでは下からどうぞ。
【スタンダード】アブザンコントロール
クリーチャー:16
4:《サテュロスの道探し/Satyr Wayfinder》M15
4:《包囲サイ/Siege Rhino》KTK
2:《アンデッドの大臣、シディシ/Sidisi, Undead Vizier》DTK
2:《黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden Fang》FRF
4:《クルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphix》BNG
呪文:20
2:《胆汁病/Bile Blight》BNG
1:《究極の価格/Ultimate Price》DTK
4:《アブザンの魔除け/Abzan Charm》KTK
4:《英雄の破滅/Hero’s Downfall》THS
1:《完全なる終わり/Utter End》KTK
1:《残忍な切断/Murderous Cut》KTK
4:《思考囲い/Thoughtseize》THS
2:《太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun’s Champion》THS
1:《頂点捕食者、ガラク/Garruk, Apex Predator》M15
土地:24
2:《平地/Plains》DTK
2:《森/Forest》DTK
1:《コイロスの洞窟/Caves of Koilos》M15
2:《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》M15
4:《砂草原の城塞/Sandsteppe Citadel》KTK
4:《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》KTK
4:《静寂の神殿/Temple of Silence》THS
4:《疾病の神殿/Temple of Malady》JOU
1:《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》M15
サイドボード:15
2:《羊毛鬣のライオン/Fleecemane Lion》THS
1:《胆汁病/Bile Blight》BNG
1:《自然に帰れ/Back to Nature》M15
1:《究極の価格/Ultimate Price》DTK
2:《強迫/Duress》DTK
2:《悲哀まみれ/Drown in Sorrow》BNG
2:《骨読み/Read the Bones》C14
1:《対立の終結/End Hostilities》KTK
1:《悪性の疫病/Virulent Plague》DTK
1:《世界を目覚めさせる者、ニッサ/Nissa, Worldwaker》M15
1:《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》FRF
SCGインビテーショナル優勝を飾ったJacob Wilson氏のアブザンコントロール。
注目すべきはサテュロスの道探し+アンデッドの大臣、シディシパッケージでしょう。サテュロスの道探しは土地を探しつつ、探査やリアニメイトに繋げる行動が強力でした。しかし、ただの1/1でしかなかった本人自体も好きなカードをサーチするためのサクり台としての新たな役割を持てるようになったのです。
準優勝を飾ったReid Duke氏のシディシウィップでもサテュロスの道探し+アンデッドの大臣、シディシコンボを取り入れており、この結果はこのパッケージが思ったより強力であることを印象付けたのではないでしょうか。
【スタンダード】赤単アグロ
クリーチャー:20
4:《鋳造所通りの住人/Foundry Street Denizen》M15
4:《稲妻の狂戦士/Lightning Berserker》DTK
1:《ゴブリンの熟練扇動者/Goblin Rabblemaster》M15
3:《ゴブリンの踵裂き/Goblin Heelcutter》FRF
4:《鐘突きのズルゴ/Zurgo Bellstriker》DTK
4:《大歓楽の幻霊/Eidolon of the Great Revel》JOU
呪文:19
4:《乱撃斬/Wild Slash》FRF
4:《稲妻の一撃/Lightning Strike》M15
4:《かき立てる炎/Stoke the Flames》M15
3:《ドラゴンの餌/Dragon Fodder》DTK
4:《軍族童の突発/Hordeling Outburst》KTK
土地:21
21:《山/Mountain》DTK
サイドボード:15
4:《焙り焼き/Roast》DTK
1:《洗い流す砂/Scouring Sands》BNG
3:《弧状の稲妻/Arc Lightning》KTK
4:《前哨地の包囲/Outpost Siege》FRF
2:《凱旋の間/Hall of Triumph》JOU
1:《山/Mountain》DTK
初日全勝(8-0)かましたという驚異の赤単アグロ。
「タルキール龍紀伝」で得たものは稲妻の狂戦士と鐘突きのズルゴ、そしてドラゴンの餌でしょう。
特に稲妻の狂戦士は後半になっても大きな打点を生み出すことが出来、これは「タルキール龍紀伝」の僧院の速槍枠といってもいいのではないでしょうか?
また、初日7-1以上の結果を残したデッキリスト16のうち、赤単はなんと3つもあるのです。
この赤単の隆盛が環境初期のあるあるなのか、それともM15環境以来の赤単環境となる始まりなのか。今注目するべきデッキのひとつでしょう。
【スタンダード】ジェスカイミッドレンジ
クリーチャー:12
4:《道の探求者/Seeker of the Way》KTK
4:《魂火の大導師/Soulfire Grand Master》FRF
4:《カマキリの乗り手/Mantis Rider》KTK
呪文:24
3:《乱撃斬/Wild Slash》FRF
2:《勇敢な姿勢/Valorous Stance》FRF
2:《予期/Anticipate》DTK
1:《否認/Negate》DTK
2:《稲妻の一撃/Lightning Strike》M15
4:《かき立てる炎/Stoke the Flames》M15
2:《神々の憤怒/Anger of the Gods》THS
4:《宝船の巡航/Treasure Cruise》KTK
4:《神話実現/Myth Realized》DTK
土地:24
2:《平地/Plains》DTK
2:《島/Island》DTK
1:《山/Mountain》DTK
4:《凱旋の神殿/Temple of Triumph》THS
1:《天啓の神殿/Temple of Epiphany》JOU
3:《戦場の鍛冶場/Battlefield Forge》M15
3:《シヴの浅瀬/Shivan Reef》M15
4:《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》KTK
4:《神秘の僧院/Mystic Monastery》KTK
サイドボード:15
1:《オジュタイの模範/Ojutai Exemplars》DTK
2:《オレスコスの王、ブリマーズ/Brimaz, King of Oreskos》BNG
2:《消去/Erase》KTK
3:《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》KTK
1:《勇敢な姿勢/Valorous Stance》FRF
2:《否認/Negate》DTK
2:《弧状の稲妻/Arc Lightning》KTK
2:《龍語りのサルカン/Sarkhan, the Dragonspeaker》KTK
プロツアー以来様々な進化を遂げているジェスカイ。今回の「タルキール龍紀伝」で出た神話実現を使用したデッキとなっています。
多くのスペルによってカウンターを溜めてクロックを伸ばしつつ、そのスペル達も宝船の巡航に繋がるという無駄の無さです。
今回のジェスカイはアグロ、トークン、ミッドレンジ、英雄的など様々なタイプが活躍しており、今後の進化がもっとも期待される色の組み合わせとなっています。
【スタンダード】エスパーコントロール
クリーチャー:4
2:《龍王オジュタイ/Dragonlord Ojutai》DTK
2:《漂う死、シルムガル/Silumgar, the Drifting Death》FRF
呪文:30
3:《究極の価格/Ultimate Price》DTK
4:《シルムガルの嘲笑/Silumgar’s Scorn》DTK
3:《予期/Anticipate》DTK
4:《英雄の破滅/Hero’s Downfall》THS
4:《解消/Dissolve》THS
2:《完全なる終わり/Utter End》KTK
4:《時を越えた探索/Dig Through Time》KTK
3:《命運の核心/Crux of Fate》FRF
3:《卓絶のナーセット/Narset Transcendent》DTK
土地:26
4:《島/Island》DTK
2:《沼/Swamp》DTK
4:《欺瞞の神殿/Temple of Deceit》THS
4:《静寂の神殿/Temple of Silence》THS
4:《啓蒙の神殿/Temple of Enlightenment》BNG
2:《光輝の泉/Radiant Fountain》M15
1:《コイロスの洞窟/Caves of Koilos》M15
4:《汚染された三角州/Polluted Delta》KTK
1:《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》M15
サイドボード:15
1:《層雲の踊り手/Stratus Dancer》DTK
1:《真珠湖の古きもの/Pearl Lake Ancient》KTK
1:《龍王シルムガル/Dragonlord Silumgar》DTK
2:《否認/Negate》DTK
1:《オジュタイの命令/Ojutai’s Command》DTK
4:《悲哀まみれ/Drown in Sorrow》BNG
4:《氷固め/Encase in Ice》DTK
1:《悪性の疫病/Virulent Plague》DTK
タルキールブロック初期の頃、コントロールデッキは死んだと散々言われてきました。その後青黒コンが台頭するも、前環境で猛威を奮った青白コントロールはすっかり鳴りを潜めていました。
しかし、今回の「タルキール龍紀伝」によって龍王オジュタイと卓絶のナーセットを得た青白コンは復活を果たしたのです。
シルムガルの嘲笑(ドラゴンカンスペ)や予期、氷固めなど新カードがたくさん盛り込まれているのが非常に印象的です。
一時は死んだと思われ、その後も青黒以外のコントロールはいまいち結果が奮いませんでしたが、今後は新たなコントロールデッキが台頭してくるのかもしれません。
【スタンダード】イゼットドラゴンズ
クリーチャー:12
3:《炎跡のフェニックス/Flamewake Phoenix》FRF
4:《雷破の執政/Thunderbreak Regent》DTK
3:《嵐の息吹のドラゴン/Stormbreath Dragon》THS
2:《氷瀑の執政/Icefall Regent》DTK
呪文:24
1:《頑固な否認/Stubborn Denial》KTK
3:《乱撃斬/Wild Slash》FRF
4:《稲妻の一撃/Lightning Strike》M15
4:《予期/Anticipate》DTK
4:《シルムガルの嘲笑/Silumgar’s Scorn》DTK
1:《霊気渦竜巻/AEtherspouts》M15
4:《時を越えた探索/Dig Through Time》KTK
2:《火口の爪/Crater’s Claws》KTK
1:《焙り焼き/Roast》DTK
土地:24
3:《島/Island》DTK
3:《山/Mountain》DTK
4:《急流の崖/Swiftwater Cliffs》FRF
4:《天啓の神殿/Temple of Epiphany》JOU
1:《汚染された三角州/Polluted Delta》KTK
2:《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》KTK
1:《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》KTK
1:《精霊龍の安息地/Haven of the Spirit Dragon》DTK
1:《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》KTK
4:《シヴの浅瀬/Shivan Reef》M15
サイドボード:15
1:《嵐の息吹のドラゴン/Stormbreath Dragon》THS
2:《双雷弾/Twin Bolt》DTK
3:《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》KTK
1:《霊気渦竜巻/AEtherspouts》M15
2:《龍王の大権/Dragonlord’s Prerogative》DTK
3:《焙り焼き/Roast》DTK
2:《神々の憤怒/Anger of the Gods》THS
1:《精霊龍の安息地/Haven of the Spirit Dragon》DTK
Deck Techでも取り上げられた新デッキ赤青ドラゴン。
「タルキール龍紀伝」でフューチャーされたドラゴンが中心となっています。
全くの新しいデッキとなる性質上、発売直後の今回のSCGでドラゴンデッキがいきなり急増するということには残念ながらなりませんでしたが、この赤青ドラゴンデッキのみは高い完成度を持って上位に食い込んでいました。
ドラゴンが多く取られているこのデッキではドラゴンが入れば2コスカンスペになるシルムガルの嘲笑を強く使うことが出来ます。こちらの雷破の執政に相手の除去が飛んできた時点で相手に3点ダメージを与えることが出来ますが、その除去をシルムガルの嘲笑でカウンターすればどれほど気持ちよくなれるのでしょうか?
今後研究が進むにつれ新しいドラゴンデッキが開発される可能性はありますが、間違いなくドラゴンデッキの先駆けとなったのはこのデッキでしょう。
【スタンダード】SCGオープン優勝 ジェスカイ英雄
クリーチャー:16
4:《恩寵の重装歩兵/Favored Hoplite》THS
1:《ラゴンナ団の先駆者/Lagonna-Band Trailblazer》JOU
4:《戦識の重装歩兵/Battlewise Hoplite》THS
4:《イロアスの英雄/Hero of Iroas》BNG
3:《道の探求者/Seeker of the Way》KTK
呪文:23
4:《神々の思し召し/Gods Willing》THS
4:《果敢な一撃/Defiant Strike》KTK
1:《勇敢な姿勢/Valorous Stance》FRF
4:《ティムールの激闘/Temur Battle Rage》FRF
3:《魂の基点/Center Soul》DTK
1:《宝船の巡航/Treasure Cruise》KTK
2:《ヘリオッドの試練/Ordeal of Heliod》THS
4:《タッサの試練/Ordeal of Thassa》THS
土地:21
4:《平地/Plains》DTK
1:《島/Island》DTK
4:《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》KTK
1:《神秘の僧院/Mystic Monastery》KTK
1:《凱旋の神殿/Temple of Triumph》THS
4:《啓蒙の神殿/Temple of Enlightenment》BNG
4:《マナの合流点/Mana Confluence》JOU
2:《戦場の鍛冶場/Battlefield Forge》M15
サイドボード:15
1:《ラゴンナ団の先駆者/Lagonna-Band Trailblazer》JOU
2:《頑固な否認/Stubborn Denial》KTK
1:《否認/Negate》DTK
2:《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》KTK
1:《アブザンの優位/Abzan Advantage》FRF
1:《異端の輝き/Glare of Heresy》THS
2:《宝船の巡航/Treasure Cruise》KTK
2:《ヘリオッドの試練/Ordeal of Heliod》THS
2:《雲変化/Cloudform》FRF
1:《凱旋の神殿/Temple of Triumph》THS
SCGオープンの方で優勝を飾ったのはなんとジェスカイヒロイック。
一般的な青白英雄と違うのはティムールの激闘が取られていることでしょう。このカードで大きくなった英雄的に二段攻撃を与えるのは脅威的です。
「タルキール龍紀伝」からは魂の基点が採用されています。神々の思し召しとは違って2コスになりましたが、ターンを跨いで2回英雄的を誘発させつつ、プロテクションを得ることが出来ます。
今後、英雄的デッキのスタンダードはジェスカイカラーになるのか。今後も注目なアーキタイプです。
【スタンダード】グルールアグロ
クリーチャー:30
4:《エルフの神秘家/Elvish Mystic》C14
3:《荒野の後継者/Heir of the Wilds》KTK
4:《爪鳴らしの神秘家/Rattleclaw Mystic》KTK
4:《ゴブリンの熟練扇動者/Goblin Rabblemaster》M15
4:《雷破の執政/Thunderbreak Regent》DTK
4:《嵐の息吹のドラゴン/Stormbreath Dragon》THS
3:《狩猟の統率者、スーラク/Surrak, the Hunt Caller》DTK
4:《加護のサテュロス/Boon Satyr》THS
呪文:7
2:《龍詞の咆哮/Draconic Roar》DTK
4:《火口の爪/Crater’s Claws》KTK
1:《焙り焼き/Roast》DTK
土地:23
5:《山/Mountain》DTK
6:《森/Forest》DTK
4:《奔放の神殿/Temple of Abandon》THS
4:《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》KTK
1:《精霊龍の安息地/Haven of the Spirit Dragon》DTK
2:《マナの合流点/Mana Confluence》JOU
1:《岩だらけの高地/Rugged Highlands》FRF
サイドボード:15
3:《スズメバチの巣/Hornet Nest》M15
3:《乱撃斬/Wild Slash》FRF
3:《破壊的な享楽/Destructive Revelry》THS
2:《焙り焼き/Roast》DTK
3:《歓楽者ゼナゴス/Xenagos, the Reveler》THS
1:《世界を目覚めさせる者、ニッサ/Nissa, Worldwaker》M15
「タルキール龍紀伝」では赤と緑のクリーチャーで優秀なものが数多く収録されましたが、その中でも高いカードパワーを誇る雷破の執政と狩猟の統率者、スーラクが採用された赤緑ビートダウンがSCGオープンの3位と4位を埋めました。
今までのフェニックス、ポルクラノスの枠が新しい2枚に移り変わったようです。
雷破の執政はフェニックスと違って復活は出来ませんが、相手のカードの対象になっただけで3点ダメージを与えることが出来ます。ポルクラノスはこのアグロデッキだと怪物化を上手く使うことが出来なかったので、速攻を与えることが出来るスーラクに変わったのは当然の結果と言えるでしょう。速攻の4コス5点は非常に頼りになります。その姿やまさにモンスターハンター。
また、クリーチャーだけでなくスペル面でも龍詞の咆哮と焙り焼きが採用されています。龍詞の咆哮はドラゴンさえいれば相手のクリーチャーを焼きつつ相手プレイヤーにダメージを与えることが出来る強力なスペルですし、焙り焼きは厄介な包囲サイを屠ることが出来ます。今まで赤緑というカラーリングでは包囲サイを突破出来るスペルは格闘系しかなかったので、この追加は非常に喜ばしいことです。
雷破の執政と狩猟の統率者、スーラクはどちらもイベントデッキに収録されているので、今からマジックを始める人にイベントデッキを買うのをおすすめするのもありかもしれませんね。
【スタンダード】ジェスカイの隆盛コンボ
クリーチャー:11
4:《森の女人像/Sylvan Caryatid》THS
1:《旅するサテュロス/Voyaging Satyr》THS
1:《キオーラの追随者/Kiora’s Follower》BNG
4:《爪鳴らしの神秘家/Rattleclaw Mystic》KTK
1:《棲み家の防御者/Den Protector》DTK
呪文:29
4:《撤回のらせん/Retraction Helix》BNG
4:《予期/Anticipate》DTK
3:《時を越えた探索/Dig Through Time》KTK
2:《苦しめる声/Tormenting Voice》DTK
3:《神々との融和/Commune with the Gods》THS
3:《双つ身の炎/Twinflame》JOU
4:《ドラゴンのマントル/Dragon Mantle》THS
4:《ジェスカイの隆盛/Jeskai Ascendancy》KTK
2:《贈賄者の財布/Briber’s Purse》KTK
土地:20
1:《島/Island》DTK
1:《森/Forest》DTK
2:《奔放の神殿/Temple of Abandon》THS
3:《開拓地の野営地/Frontier Bivouac》KTK
3:《神秘の神殿/Temple of Mystery》THS
1:《豊潤の神殿/Temple of Plenty》BNG
2:《ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast》M15
1:《シヴの浅瀬/Shivan Reef》M15
2:《啓蒙の神殿/Temple of Enlightenment》BNG
4:《マナの合流点/Mana Confluence》JOU
サイドボード:15
1:《棲み家の防御者/Den Protector》DTK
2:《予知するスフィンクス/Prognostic Sphinx》THS
3:《白鳥の歌/Swan Song》THS
1:《否認/Negate》DTK
1:《時を越えた探索/Dig Through Time》KTK
3:《大地の断裂/Seismic Rupture》DTK
2:《僧院の包囲/Monastery Siege》FRF
1:《パーフォロスの槌/Hammer of Purphoros》THS
1:《荒ぶる波濤、キオーラ/Kiora, the Crashing Wave》BNG
今まで何故かちょこちょこと結果を残し続けてきたジェスカイの隆盛コンボ。
今回予期というコンボパーツを探せるまさにマスターピースと呼べる最高のカードが出たことによって今までより若干回りやすくなった模様。
今になってもジェスカイの隆盛コンボのことをよく理解している人自体があまり多くないため、相手を分からん殺し出来るのが強みと言えるでしょう。
ていうか私自身もよく分かってません。なのでこれ以上解説も出来ません。悲しい。
【スタンダード】青単信心
クリーチャー:24
4:《霜歩き/Frost Walker》FRF
4:《岸砕きの精霊/Shorecrasher Elemental》DTK
4:《シルムガルの魔術師/Silumgar Sorcerer》DTK
4:《波使い/Master of Waves》THS
2:《氷瀑の執政/Icefall Regent》DTK
4:《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》M15
2:《海の神、タッサ/Thassa, God of the Sea》THS
呪文:12
4:《予期/Anticipate》DTK
2:《否認/Negate》DTK
2:《解消/Dissolve》THS
4:《アーティファクトの魂込め/Ensoul Artifact》M15
土地:24
20:《島/Island》DTK
4:《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel》C14
サイドボード:15
2:《層雲の踊り手/Stratus Dancer》DTK
2:《霜の壁/Wall of Frost》M15
2:《死者を冒涜するもの/Profaner of the Dead》DTK
1:《真珠湖の古きもの/Pearl Lake Ancient》KTK
1:《否認/Negate》DTK
2:《無効化/Nullify》BNG
2:《現実変容/Reality Shift》FRF
1:《霊気渦竜巻/AEtherspouts》M15
2:《氷固め/Encase in Ice》DTK
岸砕きの精霊の収録によって青単信心は復権しましたか……?
ええ、しましたとも。上位デッキリストを漁っていると、半年以上ぶりにMono-Blue Devotionの文字を見つけたました。その時の私は喜びに打ち震えました。まさか発売数日で青単信心を作りあげ、そして上位に残っているなんて!
前環境覇者と呼べるカードの一枚、波使いが久しぶりにスタンダードに登場。
さすがに前環境とは違ってクリーチャーだけで枠が埋まるほど優秀なカードは多くなかったのか、タッサの枚数が2枚に落ち着いていたり、ハサミパッケージが取られていたりします。
今後青単信心は強さを認められメタゲームに食い込むのでしょうか。将来が期待されるデッキと言えるでしょう。
他にも様々なデッキタイプがSCGに登場しました。もし出来るのであれば自分でもSCG上位のリストを探してみるといいでしょう。新しいスタンダードの風を感じることが出来るかもしれません。
この記事があなたのスタンダードライフの助けになれば幸いです。
それではまた次回お会いしましょう。
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