ひゃっはああああ卒論が憎い憎い憎いあっひゃひゃはひゃはやはひゃああぁぁああ!!!!



※順番は適当




・大いなる歪み、コジレック
 やはりこの弾の看板は挙げずにはいられないだろう。
 唱えるだけで次弾を補充することが出来るため、トロンやランプでたまに起きる「マナを生み出すためにリソースを使いすぎて、ようやく繰り出したデカブツが処理されると何も出来ずに死亡」というパターンを阻止することが出来るのは他にはない強みと言えるのではないか。
 また、手札を捨てるだけでカウンターすることが出来るのはマナコストが同一でなければならないという縛りがあっても強力であり、先述のドロー効果と噛み合っていて一枚で完結しているのが素晴らしいところだ。トロンでは、後半では余りがちな地図や森の占術などを相手の除去へのカウンターに変えられるために生存能力も高い。パワー12の威迫持ちという相手にとってはすぐに対処しなければならないデカブツなのにも関わらず、余ったカードで必死を除去を避けられるというのは溜まったものではないだろう。
 盤面には触れられないが、言い方を変えればウラモグと上手く共存出来るということ。ウギンの目を利用すればその場に応じたカードを持ってくることが出来るし、スタンでもコジレックでの大量ドローから次のウラモグに繋げるという絶望的な盤面を目にする機会は生まれると思う。
 フレーバーに恥じない、派手で絶望を与えるカードとして活躍してくれるであろう。



・作り変えるもの
 今回のセットを見た第一印象は、◇シンボルが含まれているクリーチャーは強いというもの。
 やはりはじめての◇が使用されるエキスパンションであること、そして◇マナは思ったよりも出にくく、使用するのであればマナベースに既存の色と同様程度の負担を強いるなどといった理由からか、今回の◇シンボルクリーチャーは他色のクリーチャーに比べて非常に強く設定されていると思う。その中でも、こいつは特に使いやすい。幽霊火の刃がつけばもう頭を抱えたくなるだろう。
 こういった系統の能力だと、よく土地などなら回収することが出来ないなどの運要素が若干混じりがちであるが、このカードはどのようなカードが捲れても確実にアドバンテージを失わないという点で一線を画する。しかも土地ならそのまま場に出すことが出来るので、状況次第ではマナブーストすることまで出来る。
 パワーも3と最低基準は保っており、その使い勝手のよさから今後の無色デッキでは必ずと言っていいほど採用が検討されるであろう一枚だ。



・現実を砕くもの
 現代の雷口のヘルカイト。
 プレリリースで出会った人が、私の持っていたこいつを指してそう呼んだのだ。
 なるほど、言い得て妙である。すぐに納得することが出来た。もちろん多少の勝手は違うが、私もこいつは現代の雷口のヘルカイトと呼ぶに相応しいスペックを持っていると思う。
 まず5/5速攻トランプル。もうこれだけで強い。ただ強と呼んでいい。
 しかしそれだけのスペックを持っていれば、普通は大体なんかしらのデメリットも兼ね揃えているはずである。少なくとも、私は5/5速攻トランプルまで読んだところで何か無視出来ないデメリットがあるんだな、と考えてしまった。
 だが、ないのだ。デメリットが。
 何故か、あるのだ。メリットが。
 この手のクリーチャーに一番単純で一番効果的であるのは当然即除去である。しかし、その除去さえアドバンテージを失いながらでないと打たせてくれないとはどういう了見か。それとも、それほど◇シンボルを使うことそのものをデメリットと捉えているのだろうか。
 当然、これほどのスペックを持つクリーチャーが活躍しないわけがない。もしも使われなかったら私を木の下に埋めてもらっても構わない。そう断言出来る一枚だ。



・難題の予見者
 私は「作り変えるもの」「現実を砕くもの」、そしてこいつを含めた三枚のカードを三種の神器と呼びたい。
 私に言われるまでもなく、普通にテキストを読んでいればこの三種のカードパワーだけ抜きん出ていることは理解してもらえるだろう。
 効果はかの「潮の虚ろの漕ぎ手」に酷似している。当然あれとは使い勝手は大きく異なるだろうが。
 このカードの素晴らしいとも欠点とも言える点は、追放した手札のカードがそのまま相手の手札に帰らないというところだ。ドローでさらに強いカードが引かれる可能性があるとも、最低でも相手の手札の最も厄介な脅威を取り除けるとも言える。
 しかし、私はこのカード自体がそこそこ大きいこともあって、相手の行動に大きく制限を掛けられる優良なカードであると思っている。



・保護者、リンヴァーラ
 真面目な訪問者以来の迷翻訳。
 Preserverでグーグル検索を掛けるとそのまま保護者と出てくるからまぁ意味としては間違っていないのは確かだろうが、もう少し何かマトモな表現の方法はなかったのだろうか疑問に思う。終止符のスフィンクスの翻訳で力を使い果たしたとしか思えない。
 能力は機を見た援軍を内臓したと言えるようなもの。
 珍しいのは、このカードは負けている時に強いクリーチャーであることだ。最近のテンポ重視のスタンダードでは特に顕著だが、基本的にクリーチャーというものは先に場に出したほうが強い。最たる例としては風番いのロックが挙げられるだろう。しかし、このカードはその多分に含まれず、後から出した方が強い場面が多いのだ。
 偉いところとしては、当然ながら負けている場面を返す力があるという点だ。8点分の飛行戦力と、5点のライフゲインは1ターン分くらいのテンポを取り返せるだけの力がある。しかしそれだけではない、このカードの存在そのものがただ殴り得というのを抑えることが出来ているというのが素晴らしいところだろう。
 従来のスタンのカードは基本的に返す力が足りていないカードが多かった。しかし、このカードの存在によって少し遅めのミッドレンジにも人権が生まれ始めるんじゃないかと私は思っている。新しい可能性を感じられる一枚として、私はこのカードを強く推していきたい。



・ゴブリンの闇住まい
 まさかこのカードを推しカードに挙げることに異論を挟むものは居るまい。
 現代に蘇った赤い瞬唱の魔道士……は言い過ぎかも知れないが、しかし素晴らしいスペックを持ち合わせたクリーチャーだ。
 墓地の3マナ以下のインスタントソーサリーを使い回せるというのは、単純だが強力だ。なぜなら、それはこのクリーチャーのCIP能力に「このカードが場に出たときに相手クリーチャーを破壊する、またはドローをすることが出来る」と書いてあるようなものだからだ。さすがに盛り過ぎかもしれないが、認識は近いだろう。
 赤絡みの3マナインスタントソーサリーで強力なものとして真っ先に挙げられるのが「はじける破滅」「コラガンの命令」だろう。よって、私はこのカードが最も輝くのはマルドゥではないかと思っている。そのマルドゥで最近輝いている苦い真理を使いまわすことが出来ないのが非常に残念だが、このカードの存在のために骨読みに入れ替わる可能性は十分あるのではないと思っている。
 また、クリーチャーそのもののスペックが4/4威迫とおまけにしては十分以上に戦力になることが書かれていることも重要だ。特に近年の4/4がいつも言われている包囲サイ一枚で止まるというのがないのが嬉しい。チャンプブロックもされ辛く、除去を撃たれてもそこまで痛くない。総合的に使いやすくて優秀なカードと言えるだろう。



・ゼンディカーの代弁者、ニッサ
 生きる3マナのスフィンクスの啓示。私はこいつをそう評したい。
 少し前にスタン落ちしたアショクを覚えているだろうか。早々に出てきたあいつを処理するのは本当に手間が掛かった。自分で自分を守る手段用意するのに条件が必要なアショクですらあれだというのに、こいつは+能力を起動するだけで己の身を守る植物をどんどんと生やしていくというのだ。
 一度植物が増加してしまえば、ニッサを止めることは簡単なことではない。結果、奥義を止められずに7ドロー7点ゲイン(適当に言ったが)を簡単に達成されてしまうということだ。それが3マナでやられてしまうのである。たまったものではない。なんならこいつは待機5のスフィンクスの啓示と呼んでもいい。
 私は今回の弾で最もヤバイのがこのカードなのだと読んでいる。間違いない。それにマイナス能力だって、ビートダウンでは十分に強力な全体パンプだ。自分で呼び出した植物トークンに水をやることが出来ることもあって、一枚で完成されきっているのが本当にヤバイ。別に対処されても、あまり痛手がないというのも大きい。
 果たして生きるスフィンクスの啓示という呼称がどこまで伸びるか、私は今から楽しみだ。



コメント

風見
2016年1月22日17:07

ババーン!!(4コマ目用)

この木の下の穴が無駄になる環境になるかどうか・・・
闇住まいが流行るくらいゆっくりなら現実を砕くものも流行りそうですよね
...

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