MTGのカードから学ぶガールズ&パンツァーその6 《板歩きの刑/Walk the Plank》
MTGのカードから学ぶガールズ&パンツァーその6 《板歩きの刑/Walk the Plank》
前回→http://gizamistar.diarynote.jp/201609021942444612/

※本記事にはガールズ&パンツァー最終章第1話のネタバレを含みます。
未視聴の方はご注意願います。












































もうちょっと下↓



























































まるでウォークザプランクだね……。


波濤を越えるぞ、覚悟はいいか!!


ソーヨロー!!


Walk the Plank / 板歩きの刑 (黒)(黒)
ソーサリー
マーフォーク(Merfolk)でないクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。


 ウォークザプランクとは、海賊が船から板を渡らせて最終的に海に突き落とすアレである。
 多分多くの人がピーターパンか何かで見たことがあると思われる。
 某バンドの名前を思い出した人は通だが、まぁ今は関係ない。


 さて、肝心のマジックにおける性能だが、マーフォークというピンポイントな所には効かないとはいえ割と広い範囲を対象に取れる除去である。
 モダン以下では2マナもあれば十分除去は多いため使われないにせよ、スタンダードでならば十分有用──かと思われたが、ソーサリーということと黒ダブルシンボルが思いの外重く、黒単でならば採用される程度に留まっている。稀に青黒コンで使われることもある程度。
 リミテッドでならばどうかというと、2マナの確定除去は間違いなく優秀だが、同リミテッドにおいてはマーフォークが優秀でそれなり以上に使われているため、大事な場面において意外と使えない場面が多発した。

 黒単で使われるだけ決して無用なカードではないのだが、その黒単自体が最近勢いを失い始めているため、同時にこのカードの活躍の場も同時に失われつつある。
 インスタントならモダンにて親和クリーチャーを倒せない喉首狙いと枠を争うことも出来なくはなかっただろうし、コモンならパウパーにて一線級の除去となってくれただろうが……なんとも惜しいカードである。


 さて、このウォークザプランクだが、なんと最終章においてガルパンに登場するという快挙を成し遂げた。

「まるでウォークザプランクのようだね……」

 因幡の白兎作戦時に竜巻のお銀がポツリと漏らしたのは、橋から落ちていく様子を表したものであるだろう。
 ちなみに実際の因幡の白兎の話でも踏み台にされているのはワニザメである。余談だが、作中で妙にウサギさんチームとサメさんチームの相性が悪かったことについて、この話が絡んでいないとは思えない。

 さて、そのウォークザプランクを行なったワニザメ──ガルパンにおいてはMk.Ⅳについて、今回はお話をさせて貰おうと思う。

 Mk.Ⅳ(マークフォー)──最終章にて大洗のサメさんチームが搭乗した戦車である。大洗の中では実は初めてのイギリス戦車。
 世界で初めて出来た戦車、Mk.Ⅰの改良版であり、第一次世界大戦にて用いられた。
 作中でも優花里が言及していたが、ドイツのA7V突撃戦車と史上初の戦車VS戦車の戦いを繰り広げたという歴史を持つ。
 で、史上初の戦車戦を繰り広げたというところで察して欲しいのだが──この戦車、ガルパン作中に登場する戦車の中でもトップクラスに古いのである。それまで最古であった八九式を十年以上塗り替える程。ゲーム機で例えればスペースインベーダーとかそういうのとタメを張れるレベルである。ちなみに同作品にてマリーの登場していたFT-17も同年代。
 ある意味偵察として使えるだけCV33の方がマシに思えるくらい戦力になるか怪しく、ポルシェティーガー以上に運用面で難があるとしか思えない木偶の坊だが、最終章では因幡の白兎作戦にてまさかの活躍をし、大洗を窮地から救った。

 Mk.Ⅳには武装が機関銃のみの雌型と6ポンド砲を搭載した雄型が存在しており、ガルパンにおいては後者が採用されている。前に搭載された主砲はまるで船の大砲のようにも見えるが、意識してやっているのかは不明。ガルパンスタッフだしどうせ考えてるだろうけど。
 しかし基本的にスペックは最初期の戦車だけあって、大戦中の戦車しか用いられないガルパン作中の戦車の中でもどん底レベルで最低であり、今後どのような扱いをされるのか非常に楽しみとなる戦車である。


 いかがであっただろうか。
 今後板歩きの刑の見ることがあれば、サメさんチームの勇姿を是非思い出してもらいたいものだ。
 過去の《猛き雄カバ/Bull Hippo》とか《ホタル/Firefly》に比べれば遥かに目にする可能性は高いだろう。幸いまだスタン落ちもしてないことだし。

 しかし、マジックとガルパンを繋ぐ線が、まさか新たに生まれてしまうとは。
 ガルパンは実質MTG理論は、もしかしたら今後さらに強固たるものになっていくのかもしれない。
 この理論を実証するため、次回もまた、私はマジックとガルパンを繋ぐ線というものを模索していく。
 それではまた、次回の記事にて。

・過去作
MTGのカードから学ぶガールズ&パンツァーその1 《ホタル/Firefly》
http://gizamistar.diarynote.jp/201608040116537503/

MTGのカードから学ぶガールズ&パンツァーその2 《灰色熊/Grizzly Bears》
http://gizamistar.diarynote.jp/201608070214417100/

MTGのカードから学ぶガールズ&パンツァーその3 《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》
http://gizamistar.diarynote.jp/201608150130117645/

MTGのカードから学ぶガールズ&パンツァーその4 《ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought》
http://gizamistar.diarynote.jp/201608200134258316/

ゼクスのカードから学ぶガールズ&パンツァーその1 《猛進する重戦車センチュリオン》
http://gizamistar.diarynote.jp/201608231845359499/

MTGのカードから学ぶガールズ&パンツァーその5 《猛き雄カバ/Bull Hippo》
http://gizamistar.diarynote.jp/201609021942444612/ 

コメント

...

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索