【パウパー】Dimir Control is the bone of Removal & Counter./──青黒コントロールは除去と打ち消しで出来ている。
2018年3月18日 Magic: The Gathering コメント (2)おっと……心は硝子だぞ。
ああ。除去と打ち消しで時間を稼ぐのはいいが──
──別に、アンコウで殴り殺してしまっても構わんのだろう?
●はじめに
ハロー、バーチャルYouTuber 山吹 潤だよ!!
みんな、パウパってるかい?
今回も、すでにパウパーを楽しんでいるプレイヤーにも、これからパウパーを楽しもうとしているプレイヤーにもタメになるようなデッキ紹介をしていこうと思うんだ!
ん、なんで毎回そんな面倒臭いことをやるのかだって?
HAHAHA、決まってるじゃないか。それはこんなにも最高にクールにしてホットであるフォーマット、パウパーを広く普及させたいからさ!
パウパーはそのファンタスティックな内容に反して、世間にはまだまだ浸透していないように思える。
最近こそ、少しはパウパーの魅力について知ることが出来た人も出てきたようだが、私としてはまだ不十分と感じているんだ。
しかし公式でプッシュしているフォーマットでいない以上、誰も何もしなければ勝手に広まるのは難しいだろう。
だからこそ、私のように誰かが立ち上がらなくてはいけないと思ったんだ。
決してパウパーの記事を書いてる人が少ない現状なら大きい顔が出来るとかそんなことは考えていない。まさかそんなことがあるわけがない。体は自己顕示欲で出来ているとかほんとやかましい。
●青黒コントロールとは?
話は戻して、だ。
君はコントロールデッキは好きかい?
私は大好きだ。よろしいならばコントロールだ。
相手を納得させた上で、屈服させた上で、リソースを奪いつくした上で勝利を得たい。
こんな私と同じようなことを考えている人は、おそらく少なくはないだろうね。
混沌極まるパウパーという環境では、もちろんコントロールというデッキタイプも存在している。
そしてパウパーのコントロールといえば、有名なのが青黒二色のコントロールだ。
青黒の二色と言えば、マジックのカラーの中でも飛び抜けて相手を妨害することに長けた色であり、この二色の組み合わせのファンであるプレイヤーもたくさんいるだろう。
この青黒というカラーが好きならば是非ともパウパーをやってもらいたいものだ。
パウパーの青黒は、とても青黒らしい戦い方が出来るからね!
さて、今回はそんなパウパーのコントロール筆頭格であろう青黒について語ろうと思うんだ。
二度目になるけど、私はコントロールデッキが大好きだからね!
で、この青黒コントロールは今までに紹介してきたボロス統治者、赤青デルバーに引けを取らぬほどにパウパーにおいてメジャーなデッキなんだ。
メジャーとなっているからには、当然それ故の理由が存在している。
まずはこの青黒コントロールのクールな所を紹介しよう!
①.優秀なクリーチャーに恵まれている!
②.アドバンテージを稼ぐ手段が豊富!
③.除去の選択肢が豊富!
④.青黒の特権サイドボードが使える!
おいおいクールのバーゲンセールかよと呟きたくなる気持ちも分かるが、アメージングデッキたるものこの程度は朝飯前なのだ。
さて、これらについて具体的に説明しよう。
オイこいつ前回のコピペ大体そのまま使いやがったぞ。
①.優秀なクリーチャーに恵まれている!
《ボーラスの占い師/Augur of Bolas》はモダンマスターズ2017にてコモン収録されて以来、様々なデッキにて活躍してきた。
もちろんこのデッキも例外でなく、この占い師の恩恵に与ってきた。
このクリーチャーの素晴らしい所は単に欲しいインスタントソーサリーを持ってこれるところではなく、その後も1/3の壁として活躍してくれるところだ!
ロングゲーム上等であるコントロールデッキにおいて、1/3というサイズはおまけにしてはあまりに優秀過ぎる。
小型クリーチャーでは突破出来ないどころか返り討ちになってしまうため、チャンプアタックすらやりづらいし、相手のクリーチャーを除去し尽くした後はクロックとして活躍してくれることも多い。
あまりに優秀なため、Pauperの地上アタッカーはまずボーラスの占い師と相打ちにならずに突破出来るかどうかが一種のボーダーラインとして機能しているほどだ。
《熟考漂い/Mulldrifter》もアドバンテージを稼ぎつつクロック要因として活躍してくれる。
マナが足りない時は《予言/Divination》として使うことが出来る点も柔軟で素晴らしいよね。(そしてそういった使い方をする機会は決して少なくない)
飛行を持っているおかげで相手の小粒に邪魔されることなくクロックを刻めるのも素晴らしい。
そして極めつけは《グルマグのアンコウ/Gurmag Angler》だ。
こいつは極めて対処が難しい優秀なフィニッシャーであり、盤面をコントロールしてから速やかに相手を殴り倒せるのも嬉しいところだ。
コントロールなので基本構造はスペルにあるが、それらを上手くサポート出来るクリーチャーとPauper最強クリーチャーの一角であるグルマグのアンコウが採用される傾向にある。
どれもが他フォーマットでも活躍してきた優秀なスタッフばかりであり、Pauperでも如何なくその実力を発揮してくれることだろう!
②.アドバンテージを稼ぐ手段が豊富!
この一点に置いては、青黒コントロールは他のデッキの追随を許さない。
豊富な除去によってゲームを長引かせた後は、《熟考漂い/Mulldrifter》や《調査/Probe》のキッカー能力で大量のハンドアドバンテージを稼ぐことが出来る。
そして《チェイナーの布告/Chainer’s Edict》《神秘の指導/Mystical Teachings》《禁忌の錬金術/Forbidden Alchemy》のフラッシュバックは大変に優秀で、一度使用しても墓地から使いまわすことが出来、ロングゲームプランを取るこのデッキとの相性は最高だ。
地味だが《禁忌の錬金術/Forbidden Alchemy》で墓地に落としても使いまわせるのが最高にクールだね!
ゲームを長引かせれば長引かせるほどアドバンテージ差をつけることができ、相手はどのようにしても抗うことが出来なくなっていくだろう。
③.除去の選択肢が豊富!
除去の選択肢という点では、やはり黒は他の色と比較して圧倒的である。
ここでは特に有名なカードについてのみ言及しよう。
まず《チェイナーの布告/Chainer’s Edict》はPauperの中でもベスト除去カードの一枚として名高い。
いかんせんフラッシュバックで使い回せるため、一枚で二度の除去が出来るのが非常に素晴らしい。
そして《エヴィンカーの正義/Evincar’s Justice》はPauper環境の全体除去として最も優秀なカードだ。
それなりに横に並べるデッキが多いPauper環境における全体除去の価値は決して低くなく、かつ他に対抗出来るカードもほとんどないため、このカードの価値は非常に高いぞ。
そしてマナさえ溜まればバイバックで使い回しまで出来るというのが、クリーチャー主体デッキに対して絶望を叩きつけるのさ。プレイヤーにダメージが行くことを活かして、何回も使い回してこれで決着をつけることだってある。地味に自分のボーラスの占い師が死なないのも嬉しいね!
④.青黒の特権サイドボードが使える!
《紅蓮破/Pyroblast》こそは使えないものの、青黒というカラーリングとコントロールというデッキの性質上、様々なカードを採用することが出来るのがワンダフルだね!
追加クロッカー、除去、カウンター、ハンデスなど、種類が多過ぎて語りつくすのが難しいほどだ!
追加のクロックとして優秀な《嵐縛りの霊/Stormbound Geist》は青系デッキのサイドボードとしてお呼ばれする機会が非常に多いクールな野郎だ!
除去が濃いデッキ相手に追加クロッカーとして優秀である。(……まぁどのような相手に使うかっていうと具体的に我々青黒コントロールのようなデッキ相手なんだけどね)
《水流破/Hydroblast》は前回も説明したように、Pauperにおいて強力な赤いカードを咎める為に最高のカードだ。
青を取るのであれば、やはりサイドに採用しておきたいカードの一つだね!
《黒薔薇の棘/Thorn of the Black Rose》は統治者になれるカードだが統治者の強さは前々回語り尽くしたので省略だ!
種類が多過ぎてここで全部語るのが難しい!
だがまぁ様々なデッキ相手に対処しなければならないサイドデッキで選択肢が多いというのは魅力の一つして挙げられるだろう!
逆に言えばサイドデッキを組むのに悩みが耐えないという弱点もないことはないかもしれないが、そこはコントロールデッキ使いの宿命として受け入れていくしかないね。
さて、どうだったかね?
Pauperのコントロールデッキも素晴らしいということが分かってくれたのなら嬉しいことだ!
コントロール好きの皆、Pauperもいいぞ!
ぜひともそのコントロールへの熱い情熱を、Pauperでも発揮してやってくれ!
ここまで読んでくれてありがとう、感想や意見はコメント欄かツイッター(@JunYamabuki)まで宜しく。
─────────────────────────────────────
これまでのパウパーデッキ紹介はエアプで書いてたけど、今回の青黒コンはリアルで所持していてかつそれなりに使用経験も長いため、良い点だけでなく悪い点なども容赦なく書こうかなと。
あとはじめに断っておくと青黒コンは採用カードの選択肢が非常に多く、オレでもその全部を網羅してる自信はさすがにない。
ある程度は記述するけどここに載ってないカードも確実にあると思うので注意。
あとサンプルレシピも本当に一例でしかないので、これまでと違って簡単にアテにしちゃダメです。
ゆらめきコンボ搭載型は昔書いた記事参照。ちょっと古いけど。こいつ前回も神レガお休みした日にパウパー記事書いてんな。
http://gizamistar.diarynote.jp/201711121048559819/
・《ボーラスの占い師/Augur of Bolas》
大体上述した通り。
ゲームがグダってこいつで殴り切るとか日常茶飯事。
・《熟考漂い/Mulldrifter》
優秀だけど結構重いので、基本的に相手の盤面を処理し切ってそれからようやく着地させる。まぁ意識せずともマナカーブ的に自然とそうなると思うが。
枚数は割と可変。重くて早いデッキ相手に弱いので採用されてないレシピもちらほら。
・《グルマグのアンコウ/Gurmag Angler》
最強フィニッシャー。禁忌の錬金術とかで墓地を稼いでフラッシュバック持ち以外を追放して出そう。
……で、自分が出すにはいいんだが、実はこのデッキ自体がアンコウを出されるとイカれがち。
相手のクリーチャーを全部除去ってチェイナーするしかないので、アンコウが入ってそうな相手のチェイナーの使い方は考えるように。
・《ディンローヴァの恐怖/Dinrova Horror》
トロンではともかく、青黒コンのフィニッシャーとして採用するには重さの割に盤面に与える影響も大きくはなく使い回しが出来る訳でもないので個人的には否定派。
・《縞カワヘビ/Striped Riverwinder》
サイクリング呪禁5/5。
単体で入れても弱いので入れるなら死体発掘と一緒に。稀に2キルが発生する。
・クリーチャーレスタイプについて
昔結構流行って、今でもわずかにいるクリーチャーをほとんど取らないタイプ。
昔はともかく、今はロングゲームになってもアドバンテージ対決についてこれるデッキが増えてきたこと、統治者システムが生まれたこと、そもそもコントロールデッキのくせにクロッカーがいないせいで引き次第でロングゲームをひっくり返されることが少なくないこと、リアルMO問わず制限時間の問題がある、以上から個人的には強くオススメしない。
たまに勝ってるのは見るので決してやれないことはないのかもしれないけど、ぶっちゃけボーラスアンコウ(もしくはどちらか一種)を弾いてまで入れるスペルがそこまで強いとも思い難いし、使ってる人には悪いけどこの記事では否定というスタンスを取らせてもらう。
・黒除去について
ぶっちゃけ言うけどパウパーの黒除去って種類は豊富だけど一枚の質で言えば赤白に劣ってると思う。
コラコマプッシュが来る前のモダンの黒除去って稲妻流刑に比べると使いやすい除去がなくて(四肢切断を黒除去と表現するのは気が引ける)除去の色(笑)みたいな扱いをされてた時期があるんだけど、それと全く同じ事態がパウパーで発生してる。
そんなことはないと思いたい人もいるかもしれないけど、赤白の稲妻感電破雪崩し未達と比べるとどうにも。
一枚でなんでも処理出来るというカードが少ないので切るカードは上手く考えていこう。
・《見栄え損ない/Disfigure》
稲妻に比べると悲しくなるが(このデッキだとコンバットトリックとして使うのも若干難しいし)さすがに早いデッキ相手に1マナ除去がないと厳しいので3~4は欲しい。たまに追加で死の重みも採用される。
・《残響する衰微/Echoing Decay》
単体除去としてみると見栄え損ないの下位互換だが相手の展開次第で1:2以上取れたりトークン相手にも強かったりするので、1,2枚程度は取っておきたいところ。
・《破滅の刃/Doom Blade》
弱い除去が多い中でもなんかぶち抜いて広い範囲を殺せる優秀な除去だが時折裏目る。
特にアンコウが殺せないのがあまりに辛く、それだけで-20点くらい。トロンとやるときはディンローヴァの恐怖も辛い。
とはいえ親和やスリヴァーみたいにチェイナーが効き辛く高いタフネスを持つクリーチャーが出てくるマッチアップではこいつがないと絶対に勝てないので、メインサイド合わせて絶対に4は欲しい。
・《チェイナーの布告/Chainer’s Edict》
いやまぁ強いんだけど所詮はソーサリータイミングの布告除去なので使ってると弱い場面は決して少なくない。
特にフェアリー、エルフのようなデッキ相手には雑魚に吸われるし、緑単ストンピィにも若き狼が出てきたら目も当てられない。
とまぁ、めちゃくちゃディスりまくってるけど無いと処理出来ないカード、特にアンコウなどのために絶対必要なカードではある。あるんだけどなんかパウパーで必須カード扱いされて四桁するカードでは無いと思うんだよねぇ……。
・《苦悶のねじれ/Agony Warp》
タフ3がきついと思うなら入れるけどそこまで枠無さそう。
・《エヴィンカーの正義/Evincar’s Justice》
ぶっちゃけ力不足を感じることは多いけど他に選択肢がないのと全体除去そのものは強いんだから仕方ない。ないとエルフとその他有象無象に勝てない。
強いて他フォーマットの全体除去と違う点といえばバイバックがあるところで、マナはかかるけど相手によってはもうそれだけで封殺出来たり、そのままライフダメージで勝てたりする。言わずともやらんと思うけど火力持ちデッキ相手にバイバック連打はしないように。
メインサイドの枚数は可変。メインにないレシピも多い。
・《夜の犠牲/Victim of Night》
黒クリーチャーも殺せるけど島が多くて対抗呪文も入ってるこのデッキで黒黒は重過ぎる上に結局アンコウが殺せない。
・《殺害/Murder》
意地でもアンコウ殺したいなら確定除去に頼るしかないけど除去に3マナはさすがに重い。
ピンなら入れてもいいけどってレベル。
・《悲劇的な過ち/Tragic Slip》
条件はあるけどデカイのを殺したいならこれが便利。
・《神秘の指導/Mystical Teachings》
インスタント(このデッキでは関係ないけど瞬速も)しか持ってこれないので注意。
相手が動かなかったターンに打って手札を整え、フラッシュバックまですると一気に勝ちが見えてくる最強のカードの一枚だが、結構重いのでクリーチャーも入ってるタイプだと1、2が限度かな。
・《禁忌の錬金術/Forbidden Alchemy》
アンコウの墓地肥やし+フラッシュバック呪文を落とすことによるアド稼ぎ。自分もフラバ持ちなのでロングゲームになればなるほど強いカード。
思考掃きも似た役割持ってるけどロングゲームありきのデッキではこっちの方が強い。両立するのは枠の問題とライブラリーアウトの危険性が。
・《定業/Preordain》
二色ランドが欲しいデッキなのでフェッチを採用してまでブレストを採用は出来ない。そもそもマナフラがそこまできついデッキでもないので。
・《対抗呪文/Counterspell》
デルバーのそれとは違って自然に構えられるのでとても強い。
カウンターという性質上の弱さはあるけどそれはさすがに仕方ないね。
早いデッキ相手などには当然サイドアウトすること。
・《禁制/Prohibit》
・《調査/Probe》
・《除外/Exclude》
・《魂の操作/Soul Manipulation》
・《はね返り/Recoil》
固定枠が少ないデッキなので、除去も含めて自由に入れられるカードは非常に多い。
割と人の好みで勝手に変えていいと思うしどれも一長一短なのでここに載ってないカードも含めて好きに選ぶと良いと思います。
・土地
タップランドを7~8、基本土地を十数枚、サイクリングランド、光輝の泉、ボジューカの沼などを数枚入れて合計22~23枚前後が多い。
対抗呪文の問題で基本土地が島が多めに取られるけど厳密な島沼の比率はぶっちゃけオレが知りたいくらい。
ここからサイド
・《嵐縛りの霊/Stormbound Geist》
ミラーとかデルバー、赤白とかにも強い。
たまにメインに入ってるのを見るけどクリーチャー主体デッキ相手にそんなに強いわけじゃないからサイドでいい気がする。
・《払拭/Dispel》
幅広く使える便利なカード。
ミラーはもちろんゆらめきコンボとかバーンとか、欲しいマッチアップは結構ある。
・《強迫/Duress》
コントロールとかコンボ系とか相手に。オーラ相手にも入れるのかな?
・《水流破/Hydroblast》
強い。
・《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》
拷問生活とかたまにイカれるので必須レベルではないけど欲しい。
・《墓所への乱入/Crypt Incursion》
クリーチャー限定だけど墓地対策。
ライフゲインが強いのでメインに入ってることもしばしば。
リアニ対策ついでにバーン相手が厳しいと感じるなら。
・《野望のカルトーシュ/Cartouche of Ambition》
除去を兼ねつつアンコウに装備するとライフレースをしてくるデッキ相手を詰ませることができる。
・《減縮/Shrivel》
フェアリーエルフオーラとか。
・《黒薔薇の棘/Thorn of the Black Rose》
遅いデッキ全般相手への最強カード。
逆に出されると状況次第では一瞬で負けまで見えるので全力で警戒すること。
・《無効/Annul》
一度出た置物に対抗出来ないのでこれを入れることも。親和もきついのでそれ対策でもある。
・《臭い草のインプ/Stinkweed Imp》
真っ当なビートダウンをしてくるデッキを一枚で止められる。発掘枚数が多いので何回とまでは行かないけども、ボロスの飛行軍団や親和、スリヴァーのデカブツなどへの対処として優秀。
・《ゾンビの異国者/Zombie Outlander》
プロテクション緑。緑単がいた頃はサイド3枚積むレシピもよく見かけたが最近は見かけなくなった気がする。
緑単へのガードを下げたくないなら入れておくべき。
割とディスった表現も多く使ったけどデッキとしての完成度は非常に高く、構築も多彩で非常に楽しいデッキ。通販で揃えるなら調整カードもまとめて購入することをオススメ。
暴走の煽動とか統治者みたいなアド対決で負けかねない要素も出てきたっちゃ出てきたけど、なんだかんだ未だにTier1を誇る強さは伊達じゃない。
プレイは若干難しいけれど、その分ずっと楽しめると言い換えることも出来なくはない。
ゆらめきコンボ型とは一長一短。どちらの方が明確に優れてるとか強いとかは無いと思う。
あちらの方がアグレッシブでこちらの方が受けに強い。個人的にはどっちのカードも揃えておいて気分で使い分けると良いと思います。
デルバー、ボロスほど分かりやすいデッキじゃないので、解説も難しく正直過去二回ほどちゃんと書けたと思ってないんですけど、まぁ一人でもこれで青黒コン組みたいって人が出てきて実際に組んでくれると嬉しいなぁと思いました。まる。
ということでまた機会があれば。
第一回:【パウパー】Boros Monarch is one of the best Pauper deck / ボロス統治者はパウパーにおいて最高のデッキの一つだ!
http://gizamistar.diarynote.jp/201803042150364758/
第二回:【パウパー】Izzet Delver is the pauper Domus Aurea!!/赤青デルバーはパウパーにおける”黄金劇場”である!!
http://gizamistar.diarynote.jp/201803132255547488/
【パウパー】青黒コントロール サンプルレシピ
クリーチャー:11
4:《ボーラスの占い師/Augur of Bolas》MM3
3:《熟考漂い/Mulldrifter》C15
4:《グルマグのアンコウ/Gurmag Angler》FRF
呪文:27
3:《見栄え損ない/Disfigure》ZEN
1:《残響する衰微/Echoing Decay》DST
2:《禁制/Prohibit》INV
3:《破滅の刃/Doom Blade》M14
4:《対抗呪文/Counterspell》EMA
4:《定業/Preordain》C15
3:《チェイナーの布告/Chainer’s Edict》TOR
3:《禁忌の錬金術/Forbidden Alchemy》MM3
2:《調査/Probe》INV
1:《神秘の指導/Mystical Teachings》MM3
1:《エヴィンカーの正義/Evincar’s Justice》CMD
土地:22
7:《島/Island》RIX
4:《沼/Swamp》RIX
3:《ディミーアの水路/Dimir Aqueduct》C17
4:《陰鬱な僻地/Dismal Backwater》C17
2:《光輝の泉/Radiant Fountain》M15
1:《孤立した砂州/Lonely Sandbar》C14
1:《やせた原野/Barren Moor》C15
サイドボード:15
2:《嵐縛りの霊/Stormbound Geist》DKA
2:《黒薔薇の棘/Thorn of the Black Rose》CN2
1:《払拭/Dispel》BFZ
3:《水流破/Hydroblast》EMA
1:《完全無視/Complete Disregard》BFZ
1:《減縮/Shrivel》MM2
2:《否認/Negate》RIX
1:《エヴィンカーの正義/Evincar’s Justice》CMD
2:《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》C17
ああ。除去と打ち消しで時間を稼ぐのはいいが──
──別に、アンコウで殴り殺してしまっても構わんのだろう?
●はじめに
ハロー、バーチャルYouTuber 山吹 潤だよ!!
みんな、パウパってるかい?
今回も、すでにパウパーを楽しんでいるプレイヤーにも、これからパウパーを楽しもうとしているプレイヤーにもタメになるようなデッキ紹介をしていこうと思うんだ!
ん、なんで毎回そんな面倒臭いことをやるのかだって?
HAHAHA、決まってるじゃないか。それはこんなにも最高にクールにしてホットであるフォーマット、パウパーを広く普及させたいからさ!
パウパーはそのファンタスティックな内容に反して、世間にはまだまだ浸透していないように思える。
最近こそ、少しはパウパーの魅力について知ることが出来た人も出てきたようだが、私としてはまだ不十分と感じているんだ。
しかし公式でプッシュしているフォーマットでいない以上、誰も何もしなければ勝手に広まるのは難しいだろう。
だからこそ、私のように誰かが立ち上がらなくてはいけないと思ったんだ。
決してパウパーの記事を書いてる人が少ない現状なら大きい顔が出来るとかそんなことは考えていない。まさかそんなことがあるわけがない。体は自己顕示欲で出来ているとかほんとやかましい。
●青黒コントロールとは?
話は戻して、だ。
君はコントロールデッキは好きかい?
私は大好きだ。よろしいならばコントロールだ。
相手を納得させた上で、屈服させた上で、リソースを奪いつくした上で勝利を得たい。
こんな私と同じようなことを考えている人は、おそらく少なくはないだろうね。
混沌極まるパウパーという環境では、もちろんコントロールというデッキタイプも存在している。
そしてパウパーのコントロールといえば、有名なのが青黒二色のコントロールだ。
青黒の二色と言えば、マジックのカラーの中でも飛び抜けて相手を妨害することに長けた色であり、この二色の組み合わせのファンであるプレイヤーもたくさんいるだろう。
この青黒というカラーが好きならば是非ともパウパーをやってもらいたいものだ。
パウパーの青黒は、とても青黒らしい戦い方が出来るからね!
さて、今回はそんなパウパーのコントロール筆頭格であろう青黒について語ろうと思うんだ。
二度目になるけど、私はコントロールデッキが大好きだからね!
で、この青黒コントロールは今までに紹介してきたボロス統治者、赤青デルバーに引けを取らぬほどにパウパーにおいてメジャーなデッキなんだ。
メジャーとなっているからには、当然それ故の理由が存在している。
まずはこの青黒コントロールのクールな所を紹介しよう!
①.優秀なクリーチャーに恵まれている!
②.アドバンテージを稼ぐ手段が豊富!
③.除去の選択肢が豊富!
④.青黒の特権サイドボードが使える!
おいおいクールのバーゲンセールかよと呟きたくなる気持ちも分かるが、アメージングデッキたるものこの程度は朝飯前なのだ。
さて、これらについて具体的に説明しよう。
①.優秀なクリーチャーに恵まれている!
《ボーラスの占い師/Augur of Bolas》はモダンマスターズ2017にてコモン収録されて以来、様々なデッキにて活躍してきた。
もちろんこのデッキも例外でなく、この占い師の恩恵に与ってきた。
このクリーチャーの素晴らしい所は単に欲しいインスタントソーサリーを持ってこれるところではなく、その後も1/3の壁として活躍してくれるところだ!
ロングゲーム上等であるコントロールデッキにおいて、1/3というサイズはおまけにしてはあまりに優秀過ぎる。
小型クリーチャーでは突破出来ないどころか返り討ちになってしまうため、チャンプアタックすらやりづらいし、相手のクリーチャーを除去し尽くした後はクロックとして活躍してくれることも多い。
あまりに優秀なため、Pauperの地上アタッカーはまずボーラスの占い師と相打ちにならずに突破出来るかどうかが一種のボーダーラインとして機能しているほどだ。
《熟考漂い/Mulldrifter》もアドバンテージを稼ぎつつクロック要因として活躍してくれる。
マナが足りない時は《予言/Divination》として使うことが出来る点も柔軟で素晴らしいよね。(そしてそういった使い方をする機会は決して少なくない)
飛行を持っているおかげで相手の小粒に邪魔されることなくクロックを刻めるのも素晴らしい。
そして極めつけは《グルマグのアンコウ/Gurmag Angler》だ。
こいつは極めて対処が難しい優秀なフィニッシャーであり、盤面をコントロールしてから速やかに相手を殴り倒せるのも嬉しいところだ。
コントロールなので基本構造はスペルにあるが、それらを上手くサポート出来るクリーチャーとPauper最強クリーチャーの一角であるグルマグのアンコウが採用される傾向にある。
どれもが他フォーマットでも活躍してきた優秀なスタッフばかりであり、Pauperでも如何なくその実力を発揮してくれることだろう!
②.アドバンテージを稼ぐ手段が豊富!
この一点に置いては、青黒コントロールは他のデッキの追随を許さない。
豊富な除去によってゲームを長引かせた後は、《熟考漂い/Mulldrifter》や《調査/Probe》のキッカー能力で大量のハンドアドバンテージを稼ぐことが出来る。
そして《チェイナーの布告/Chainer’s Edict》《神秘の指導/Mystical Teachings》《禁忌の錬金術/Forbidden Alchemy》のフラッシュバックは大変に優秀で、一度使用しても墓地から使いまわすことが出来、ロングゲームプランを取るこのデッキとの相性は最高だ。
地味だが《禁忌の錬金術/Forbidden Alchemy》で墓地に落としても使いまわせるのが最高にクールだね!
ゲームを長引かせれば長引かせるほどアドバンテージ差をつけることができ、相手はどのようにしても抗うことが出来なくなっていくだろう。
③.除去の選択肢が豊富!
除去の選択肢という点では、やはり黒は他の色と比較して圧倒的である。
ここでは特に有名なカードについてのみ言及しよう。
まず《チェイナーの布告/Chainer’s Edict》はPauperの中でもベスト除去カードの一枚として名高い。
いかんせんフラッシュバックで使い回せるため、一枚で二度の除去が出来るのが非常に素晴らしい。
そして《エヴィンカーの正義/Evincar’s Justice》はPauper環境の全体除去として最も優秀なカードだ。
それなりに横に並べるデッキが多いPauper環境における全体除去の価値は決して低くなく、かつ他に対抗出来るカードもほとんどないため、このカードの価値は非常に高いぞ。
そしてマナさえ溜まればバイバックで使い回しまで出来るというのが、クリーチャー主体デッキに対して絶望を叩きつけるのさ。プレイヤーにダメージが行くことを活かして、何回も使い回してこれで決着をつけることだってある。地味に自分のボーラスの占い師が死なないのも嬉しいね!
④.青黒の特権サイドボードが使える!
《紅蓮破/Pyroblast》こそは使えないものの、青黒というカラーリングとコントロールというデッキの性質上、様々なカードを採用することが出来るのがワンダフルだね!
追加クロッカー、除去、カウンター、ハンデスなど、種類が多過ぎて語りつくすのが難しいほどだ!
追加のクロックとして優秀な《嵐縛りの霊/Stormbound Geist》は青系デッキのサイドボードとしてお呼ばれする機会が非常に多いクールな野郎だ!
除去が濃いデッキ相手に追加クロッカーとして優秀である。(……まぁどのような相手に使うかっていうと具体的に我々青黒コントロールのようなデッキ相手なんだけどね)
《水流破/Hydroblast》は前回も説明したように、Pauperにおいて強力な赤いカードを咎める為に最高のカードだ。
青を取るのであれば、やはりサイドに採用しておきたいカードの一つだね!
《黒薔薇の棘/Thorn of the Black Rose》は統治者になれるカードだが統治者の強さは前々回語り尽くしたので省略だ!
種類が多過ぎてここで全部語るのが難しい!
だがまぁ様々なデッキ相手に対処しなければならないサイドデッキで選択肢が多いというのは魅力の一つして挙げられるだろう!
逆に言えばサイドデッキを組むのに悩みが耐えないという弱点もないことはないかもしれないが、そこはコントロールデッキ使いの宿命として受け入れていくしかないね。
さて、どうだったかね?
Pauperのコントロールデッキも素晴らしいということが分かってくれたのなら嬉しいことだ!
コントロール好きの皆、Pauperもいいぞ!
ぜひともそのコントロールへの熱い情熱を、Pauperでも発揮してやってくれ!
ここまで読んでくれてありがとう、感想や意見はコメント欄かツイッター(@JunYamabuki)まで宜しく。
─────────────────────────────────────
これまでのパウパーデッキ紹介はエアプで書いてたけど、今回の青黒コンはリアルで所持していてかつそれなりに使用経験も長いため、良い点だけでなく悪い点なども容赦なく書こうかなと。
あとはじめに断っておくと青黒コンは採用カードの選択肢が非常に多く、オレでもその全部を網羅してる自信はさすがにない。
ある程度は記述するけどここに載ってないカードも確実にあると思うので注意。
あとサンプルレシピも本当に一例でしかないので、これまでと違って簡単にアテにしちゃダメです。
ゆらめきコンボ搭載型は昔書いた記事参照。ちょっと古いけど。こいつ前回も神レガお休みした日にパウパー記事書いてんな。
http://gizamistar.diarynote.jp/201711121048559819/
・《ボーラスの占い師/Augur of Bolas》
大体上述した通り。
ゲームがグダってこいつで殴り切るとか日常茶飯事。
・《熟考漂い/Mulldrifter》
優秀だけど結構重いので、基本的に相手の盤面を処理し切ってそれからようやく着地させる。まぁ意識せずともマナカーブ的に自然とそうなると思うが。
枚数は割と可変。重くて早いデッキ相手に弱いので採用されてないレシピもちらほら。
・《グルマグのアンコウ/Gurmag Angler》
最強フィニッシャー。禁忌の錬金術とかで墓地を稼いでフラッシュバック持ち以外を追放して出そう。
……で、自分が出すにはいいんだが、実はこのデッキ自体がアンコウを出されるとイカれがち。
相手のクリーチャーを全部除去ってチェイナーするしかないので、アンコウが入ってそうな相手のチェイナーの使い方は考えるように。
・《ディンローヴァの恐怖/Dinrova Horror》
トロンではともかく、青黒コンのフィニッシャーとして採用するには重さの割に盤面に与える影響も大きくはなく使い回しが出来る訳でもないので個人的には否定派。
・《縞カワヘビ/Striped Riverwinder》
サイクリング呪禁5/5。
単体で入れても弱いので入れるなら死体発掘と一緒に。稀に2キルが発生する。
・クリーチャーレスタイプについて
昔結構流行って、今でもわずかにいるクリーチャーをほとんど取らないタイプ。
昔はともかく、今はロングゲームになってもアドバンテージ対決についてこれるデッキが増えてきたこと、統治者システムが生まれたこと、そもそもコントロールデッキのくせにクロッカーがいないせいで引き次第でロングゲームをひっくり返されることが少なくないこと、リアルMO問わず制限時間の問題がある、以上から個人的には強くオススメしない。
たまに勝ってるのは見るので決してやれないことはないのかもしれないけど、ぶっちゃけボーラスアンコウ(もしくはどちらか一種)を弾いてまで入れるスペルがそこまで強いとも思い難いし、使ってる人には悪いけどこの記事では否定というスタンスを取らせてもらう。
・黒除去について
ぶっちゃけ言うけどパウパーの黒除去って種類は豊富だけど一枚の質で言えば赤白に劣ってると思う。
コラコマプッシュが来る前のモダンの黒除去って稲妻流刑に比べると使いやすい除去がなくて(四肢切断を黒除去と表現するのは気が引ける)除去の色(笑)みたいな扱いをされてた時期があるんだけど、それと全く同じ事態がパウパーで発生してる。
そんなことはないと思いたい人もいるかもしれないけど、赤白の稲妻感電破雪崩し未達と比べるとどうにも。
一枚でなんでも処理出来るというカードが少ないので切るカードは上手く考えていこう。
・《見栄え損ない/Disfigure》
稲妻に比べると悲しくなるが(このデッキだとコンバットトリックとして使うのも若干難しいし)さすがに早いデッキ相手に1マナ除去がないと厳しいので3~4は欲しい。たまに追加で死の重みも採用される。
・《残響する衰微/Echoing Decay》
単体除去としてみると見栄え損ないの下位互換だが相手の展開次第で1:2以上取れたりトークン相手にも強かったりするので、1,2枚程度は取っておきたいところ。
・《破滅の刃/Doom Blade》
弱い除去が多い中でもなんかぶち抜いて広い範囲を殺せる優秀な除去だが時折裏目る。
特にアンコウが殺せないのがあまりに辛く、それだけで-20点くらい。トロンとやるときはディンローヴァの恐怖も辛い。
とはいえ親和やスリヴァーみたいにチェイナーが効き辛く高いタフネスを持つクリーチャーが出てくるマッチアップではこいつがないと絶対に勝てないので、メインサイド合わせて絶対に4は欲しい。
・《チェイナーの布告/Chainer’s Edict》
いやまぁ強いんだけど所詮はソーサリータイミングの布告除去なので使ってると弱い場面は決して少なくない。
特にフェアリー、エルフのようなデッキ相手には雑魚に吸われるし、緑単ストンピィにも若き狼が出てきたら目も当てられない。
とまぁ、めちゃくちゃディスりまくってるけど無いと処理出来ないカード、特にアンコウなどのために絶対必要なカードではある。あるんだけどなんかパウパーで必須カード扱いされて四桁するカードでは無いと思うんだよねぇ……。
・《苦悶のねじれ/Agony Warp》
タフ3がきついと思うなら入れるけどそこまで枠無さそう。
・《エヴィンカーの正義/Evincar’s Justice》
ぶっちゃけ力不足を感じることは多いけど他に選択肢がないのと全体除去そのものは強いんだから仕方ない。ないとエルフとその他有象無象に勝てない。
強いて他フォーマットの全体除去と違う点といえばバイバックがあるところで、マナはかかるけど相手によってはもうそれだけで封殺出来たり、そのままライフダメージで勝てたりする。言わずともやらんと思うけど火力持ちデッキ相手にバイバック連打はしないように。
メインサイドの枚数は可変。メインにないレシピも多い。
・《夜の犠牲/Victim of Night》
黒クリーチャーも殺せるけど島が多くて対抗呪文も入ってるこのデッキで黒黒は重過ぎる上に結局アンコウが殺せない。
・《殺害/Murder》
意地でもアンコウ殺したいなら確定除去に頼るしかないけど除去に3マナはさすがに重い。
ピンなら入れてもいいけどってレベル。
・《悲劇的な過ち/Tragic Slip》
条件はあるけどデカイのを殺したいならこれが便利。
・《神秘の指導/Mystical Teachings》
インスタント(このデッキでは関係ないけど瞬速も)しか持ってこれないので注意。
相手が動かなかったターンに打って手札を整え、フラッシュバックまですると一気に勝ちが見えてくる最強のカードの一枚だが、結構重いのでクリーチャーも入ってるタイプだと1、2が限度かな。
・《禁忌の錬金術/Forbidden Alchemy》
アンコウの墓地肥やし+フラッシュバック呪文を落とすことによるアド稼ぎ。自分もフラバ持ちなのでロングゲームになればなるほど強いカード。
思考掃きも似た役割持ってるけどロングゲームありきのデッキではこっちの方が強い。両立するのは枠の問題とライブラリーアウトの危険性が。
・《定業/Preordain》
二色ランドが欲しいデッキなのでフェッチを採用してまでブレストを採用は出来ない。そもそもマナフラがそこまできついデッキでもないので。
・《対抗呪文/Counterspell》
デルバーのそれとは違って自然に構えられるのでとても強い。
カウンターという性質上の弱さはあるけどそれはさすがに仕方ないね。
早いデッキ相手などには当然サイドアウトすること。
・《禁制/Prohibit》
・《調査/Probe》
・《除外/Exclude》
・《魂の操作/Soul Manipulation》
・《はね返り/Recoil》
固定枠が少ないデッキなので、除去も含めて自由に入れられるカードは非常に多い。
割と人の好みで勝手に変えていいと思うしどれも一長一短なのでここに載ってないカードも含めて好きに選ぶと良いと思います。
・土地
タップランドを7~8、基本土地を十数枚、サイクリングランド、光輝の泉、ボジューカの沼などを数枚入れて合計22~23枚前後が多い。
対抗呪文の問題で基本土地が島が多めに取られるけど厳密な島沼の比率はぶっちゃけオレが知りたいくらい。
ここからサイド
・《嵐縛りの霊/Stormbound Geist》
ミラーとかデルバー、赤白とかにも強い。
たまにメインに入ってるのを見るけどクリーチャー主体デッキ相手にそんなに強いわけじゃないからサイドでいい気がする。
・《払拭/Dispel》
幅広く使える便利なカード。
ミラーはもちろんゆらめきコンボとかバーンとか、欲しいマッチアップは結構ある。
・《強迫/Duress》
コントロールとかコンボ系とか相手に。オーラ相手にも入れるのかな?
・《水流破/Hydroblast》
強い。
・《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》
拷問生活とかたまにイカれるので必須レベルではないけど欲しい。
・《墓所への乱入/Crypt Incursion》
クリーチャー限定だけど墓地対策。
ライフゲインが強いのでメインに入ってることもしばしば。
リアニ対策ついでにバーン相手が厳しいと感じるなら。
・《野望のカルトーシュ/Cartouche of Ambition》
除去を兼ねつつアンコウに装備するとライフレースをしてくるデッキ相手を詰ませることができる。
・《減縮/Shrivel》
フェアリーエルフオーラとか。
・《黒薔薇の棘/Thorn of the Black Rose》
遅いデッキ全般相手への最強カード。
逆に出されると状況次第では一瞬で負けまで見えるので全力で警戒すること。
・《無効/Annul》
一度出た置物に対抗出来ないのでこれを入れることも。親和もきついのでそれ対策でもある。
・《臭い草のインプ/Stinkweed Imp》
真っ当なビートダウンをしてくるデッキを一枚で止められる。発掘枚数が多いので何回とまでは行かないけども、ボロスの飛行軍団や親和、スリヴァーのデカブツなどへの対処として優秀。
・《ゾンビの異国者/Zombie Outlander》
プロテクション緑。緑単がいた頃はサイド3枚積むレシピもよく見かけたが最近は見かけなくなった気がする。
緑単へのガードを下げたくないなら入れておくべき。
割とディスった表現も多く使ったけどデッキとしての完成度は非常に高く、構築も多彩で非常に楽しいデッキ。通販で揃えるなら調整カードもまとめて購入することをオススメ。
暴走の煽動とか統治者みたいなアド対決で負けかねない要素も出てきたっちゃ出てきたけど、なんだかんだ未だにTier1を誇る強さは伊達じゃない。
プレイは若干難しいけれど、その分ずっと楽しめると言い換えることも出来なくはない。
ゆらめきコンボ型とは一長一短。どちらの方が明確に優れてるとか強いとかは無いと思う。
あちらの方がアグレッシブでこちらの方が受けに強い。個人的にはどっちのカードも揃えておいて気分で使い分けると良いと思います。
デルバー、ボロスほど分かりやすいデッキじゃないので、解説も難しく正直過去二回ほどちゃんと書けたと思ってないんですけど、まぁ一人でもこれで青黒コン組みたいって人が出てきて実際に組んでくれると嬉しいなぁと思いました。まる。
ということでまた機会があれば。
第一回:【パウパー】Boros Monarch is one of the best Pauper deck / ボロス統治者はパウパーにおいて最高のデッキの一つだ!
http://gizamistar.diarynote.jp/201803042150364758/
第二回:【パウパー】Izzet Delver is the pauper Domus Aurea!!/赤青デルバーはパウパーにおける”黄金劇場”である!!
http://gizamistar.diarynote.jp/201803132255547488/
コメント
非常に丁寧な解説で過去の記事も含めてがっつり読んでしまいました!
リンクしちゃいました、よろしくお願いいたします。
ありがとうございます、感想とても嬉しいです。
こちらからもリンクさせて頂きました、よろしくお願いします。